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子どもの味覚感度は大人の3倍!?好き嫌い克服のポイントは?

2020年3月26日(木)ブログ

子どもが好き嫌いをして困る。
そんな悩みを持つ親御さんは多いと思います。
大人よりも味覚が敏感な子どもが好き嫌いをするのは当たり前のことではありますが、そうはいっても好き嫌いせずに何でも食べてほしいものですよね。
一体どうすれば好き嫌いを克服できるのでしょうか。

 

私たちは舌にある味蕾によって味を感じていますが、この味蕾は大人になると子どもの3分の1ほどに減少します。
つまり子どもは大人の3倍の味蕾を持っているということですから、味覚感度も大人の3倍ということになります。

例えば大人にはそれほど強く感じない苦味や酸味でも、子どもにとってはかなり強く感じてしまうわけですね。
また苦味は毒、酸味は腐ったものの味として、本能的に避けたくなる味です。

大人は何度も繰り返し食べることで苦味や酸味もおいしいと認識できるようになりますが、食べなれない子どもにとってはおいしいとは感じにくいのです。
反対にエネルギーやたんぱく質を多く含む食べ物に多い甘味や塩味、旨味は、本能的に好ましい味であり、子どものとってもおいしいと感じられる味ということになります。
このように子どもに好き嫌いがあるのはごく自然なことなのです。

では好き嫌いを克服するためにはどうすればよいのかというと、まずはよく噛むことですね。
しっかりと意識して噛めば複雑な味も認識できるようになり、おいしさも感じやすくなります。
その際、周囲が「苦みがあるけどおいしいね」「こくがあるね」などと味を表現してあげれば、子どもも味を理解しやすくなります。
「どんな味がする?」などの問いかけも有効です。

また薄味のものを食べなれることも大事ですね。
濃い味付けでは舌の感覚も鈍くなってしまいますし、健康にもよくありません。

さらに固いものや繊維の多いもの、苦いものは、細かく切ったり十分に煮込むなどして、子どもにとって苦手と感じる要素をなくす工夫もおすすめです。
その食材を初めて食べた時に「おいしくない」と思ってしまうと、その苦手意識がいつまでも残ってしまいます。
初めて食べる時には、できるだけおいしいと思えるようにしてあげたいですね。

 

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